"産地直送地産地消"

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大怪獣のあとしまつ

 

 

見えている地雷を自分から踏み抜くのには相当な勇気が要りますが、踏む人によっては爆発しないかもという淡い期待を抱き、自分がそっち側であることを願いながら「大怪獣のあとしまつ」、観てきました。短いのでさくっと読んでください

 

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映画の内容などの直接的なネタバレは含みませんが、話をする上で外せない展開に若干言及しているので、これから観に行くつもりでいる大馬鹿野郎は、きちんと自衛の判断をよろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

特撮に思い入れが深い方々がブチ切れる理由は容易に想像出来たし、低俗な下ネタには苦笑も出ませんでしたが、結果として言う程酷くはなかったです。内容に関して言うと100点満点で40点あげられるかどうかと言う所でしたが、事前にTwitterに流れてきたレビューのおかげでハードルが地面にめり込んでいたのでまだ良かったです。主演の山田涼介の演技力が高くてカッコ良かったから彼のファンにとってはそれだけで大満足の映画たり得るのも納得でした。 

ただ、映画館での音響やらスクリーンの迫力から得られる恩恵もあるので、TVで観るとまた感想が違ってくるとは思いますし、CGも基本綺麗でしたが所々ボロがあったように感じます。肝心のラストシーンは、どんでん返しとか衝撃とか触れ回っていたけど、少しでも特撮に触れたことのある人なら割と序盤から予想出来ます。自分としては後半も後半まで散々分かりきったネタバレを焦らされる意味が分からなかったです。「出来るんなら最初からそうしてればいいのでは」ってのがラストに対しての素直な感想で、怪獣の死体の処理は誰が責任を取るのかという大人達の問答がもっと見たかったので、正直期待してたものとは違って少し残念ではありました。

キャストについて、前述の山田涼介始め本当に豪華でした。普段邦画とドラマはあまり見ないのですが、それでも出てくる俳優の顔と名前が大概一致したので相当驚きました。逆に出演俳優で売る映画にしたかったのかなとも思ってしまったのも事実ですが、まぁここは凄かったです。個人的にはオダギリジョーがどんな髪形や服装でもイケメンに仕上がるのに惚れ惚れしました

 

劣化版シンゴジラかと言われれば、シンゴジラになかった感じの人間ドラマを盛り込んでコメディに昇華しようとした結果滑りまくった感じです

製作陣の狙ったシーンで、この映画を観に来る層の観客から笑いをとるのは相当難しいでしょうが、僕は全編通して(内容は置いておいて)そこまで退屈しなかったし、なんなら予想通りの展開でもラストは台詞回しとかテンションが面白くて結構笑えたので1500円払って劇場で観た価値はあったと思いますが、今後地上波で流れても多分観ないと思います。うんこちんちんでゲラゲラ笑える人なら今すぐ観に行ってください。

それが良いことかは分かりませんが、本作を観たことでシンウルトラマンへの期待のハードルが若干下がったかもしれません。

 

こんな駄文を読んだ後で触発されて件の映画を観に行く人はいないと思いますが、もし観た結果想像と違ったとか言われても知ったこっちゃありません。金と時間に余裕があってそれらを無駄に出来る勇気があれば試してみるのはアリです。

 

ありがとうございました